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サラリーマンは300万円で会社を買いなさい 会計編

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満足度:7/10

私が会社で何年か経理としての仕事をしており、基礎的な会計の知識がある前提での評価となります。

 

タイトルにインパクトがありましたので、読んでみました。ちなみに前作は読んでおりません。

 

想像ですが、前作ではサラリーマンが後継者のいない中小企業を購入し、運営していくことのメリットやその方法について記載されていたのではと思います。

 

今回は購入対象の会社の状態を知るための財務諸表等の見方についての解説でした。

 

結論から言うと初心者向けの解説でしたので、会計の知識がほとんどない人でも理解しやすいものではないかとと思います。

 

ライザップの買収手法やそれに関連しての「負ののれん」(ある会社を純資産より安く買えるた状態)についての解説

村上ファンドのTBS 株式購入についての話

マリオカートの特許侵害(行動でマリオカート風の車や衣装を貸し出すサービス)での特許権の話

などいろいろな実例を交えていて読み物としても面白いものでした。

 

【印象的な内容、フレーズなど】

◯日本や中国は特許後進国

バーバリーの在庫焼却に対する批判に対する筆者の意見

◯飲食店の廃業率が高い理由

ミクシィが上場時に集めた資金で日本国債を購入していたこと

◯無借金経営が正しいとは言えない