我が道突き進む、それが。。。

自分の好きなこと、気になることをただ書いてます

「数字」が読めると本当に儲かるんですか?

f:id:a-nenza:20190306221222j:image

 

満足度:6/10

 

作者について(書籍の作者紹介より引用)

古屋悟司 (ふるやさとし ) 

楽天市場で人気の花屋 「ゲキハナ 」を運営 。 1973年生まれ 。 2004年 、順調だった営業の仕事を辞め 、たった1か月の研修ののち、花屋を開業 。いきなり閑古鳥が鳴くようになり 、背水の陣でネット販売に着手 。売上はうなぎのぼりになったが、数年後 、決算書を見るとずっと赤字だったことに愕然とする 。その後 、会計を学んだことをきっかけに 、倒産の危機を乗り越え 、 V字回復に成功 。以降 、黒字を継続中 。現在は 、「ゲキハナ 」の運営に加えて、「黒字会計 . j p 」のサイト運営や管理会計ソフトの販売を通じて、小さな会社を中心に 「黒字化のノウハウ 」を紹介している 。また、企業や地方公共団体、大学での講義などでも、自らの失敗体験をもとにした 「儲かる会計 」を教えている。

 

 

監修=田中靖浩 (たなかやすひろ )

田中公認会計士事務所所長 。 1963年三重県四日市市出身 。早稲田大学商学部卒業後 、外資コンサルティング会社を経て現職 。中小企業向け経営コンサルティング 、経営 ・会計セミナ ー 、講演 、書籍の執筆 、新聞 ・雑誌の連載などで活動中 。著書に 『値決めの心理作戦儲かる一言損する一言 』 『良い値決め悪い値決め 』 『実学入門経営がみえる会計 』 (以上 、日本経済新聞出版社 )など多数ある。

 

楽天で花屋さんを運営している古谷氏の実体験をもとにした会計の勉強のための本。

当初は売り上げを追い求めて資金繰りに困っていたところ、知人に紹介された税理士さんのアドバイスのもと現在の利益が出る体質になるまでのストーリー。

簿記2級の勉強をしたことがある人ならば知っているであろう、商品の原価や経費などを固定費と変動費に分解し、限界利益を考え、それを上げていくことで利益が出やすい体質にすることにフォーカスを当てた作品。

 

全体の感想としては非常に読みやすく、会計に興味がない人でもサクッと読めます。

また限界利益のことについて勉強したい人にとっての入門書として適したものであると思います。

特に広告宣伝等や安売りをしてでも、売り上げを伸ばすことが正義という風に思っている人には是非手にとってもらいたい本です。

 

【印象に残ったフレーズ等】

固定費:すねかじりなニートな費用

変動費:ストーカー費用