東大作文
満足度:8/10
東大読書に引き続き今度は文書の書き方についての「東大作文」を読みました。
作者は現役東大生の西岡氏。
今回も東大読書同様にふせんが活躍。(東大読書ではふせんにメモを取りながらの読書方法が紹介されておりました。)
東大作文では以下の5つの力が身につくとのこと。
1.要約力
2.論理的思考力
3.客観的思考力
4.コミュニケーション能力
5.批判的思考力
私はブログを書いたりする際に役立てられたらなという思いで購入したので、上記の力は副次的なものぐらいに思っております。
東大作文に書かれていることを意識しながらアウトプットすることで自然と身についていくのかと思いますが、書かれていることを実践するのはなかなかに骨が折れる作業になるのでは。
文書を作成する方法論の一部を紹介します。
○あとがき作り
(文書を書くときには最後の一文が非常に大事。最後の一文から考える。)
○主張作りで言いたいことを一言にまとめる
(これはそのままですが、主張には4つの型があると筆者は言います。)
○一人ディベートで説得力のある文章を
(読者に記者になってもらうためにどうすればよいか。)
などなど色々な方法が記載されております。
この本に書かれていることを少しでも意識して文章を作成することを習慣づけることが大事なのではと思います。あとは何度か本を読み直すことも必要かと思います。
後半ではシチュエーションに応じた文章の書き方が「良い例」、「悪い例」とともに、またどのテクニックを使用したかと一緒に書かれているのが非常にわかりやすかったと思います。
(報告書、メール、謝罪文など5つのパターン)
ブログを書く時、仕事での報告書など、日々何らかの文章を書く人にはおススメの一冊です。